猫はまたたびだけで酔っ払うわけではないのじゃ

ほほう、猫といえばまたたび、というイメージがあるじゃろう?実はの、わし、ずっと気になっておったことがあるのじゃ。猫が反応する植物は、またたびだけではないということを、どれだけの人が知っておるのかとな。
「うちの猫、またたびに全然反応しないんです」という声をよく聞くのじゃが、それもそのはず。またたびに反応する猫は日本の猫で約8割と言われておる。つまり2割の猫は、またたびなんぞ見向きもせんのじゃよ。
では、そんな猫たちは何に夢中になるのか?今日はその謎を解き明かしていくぞい。
猫を虜にする植物たちの正体


猫の嗜好品について5選などと簡潔にまとめてしまったが、ワシの知識量からすれば50選でも足りんのじゃ。
キャットニップ(西洋またたび)
欧米で有名な猫用ハーブ、キャットニップじゃ。和名では「イヌハッカ」と呼ばれておる。この植物に含まれるネペタラクトンという成分が、猫の脳に作用するのじゃよ。
つまり「猫の脳にある特定のスイッチを押す化学物質」ということじゃな。
銀ぶどう(シルバーバイン)
またたびの親戚のような存在で、またたびに反応しない猫でも銀ぶどうには反応することがあるのじゃ。成分が微妙に異なるからじゃよ。
オリーブの木
これは意外じゃろう?オリーブの木や葉に夢中になる猫がおるのじゃ。オリーブに含まれる化合物が、またたびと似た効果を持つと考えられておる。地中海沿岸の猫たちは、オリーブ畑でゴロゴロしておるかもしれんの。
| 植物名 | 反応する猫の割合 | 主な産地 |
|---|---|---|
| またたび | 約80% | 日本・アジア |
| キャットニップ | 約50〜70% | 欧米 |
| 銀ぶどう | 約80% | アジア |
| オリーブ | 不明(研究中) | 地中海沿岸 |
最新の研究で、猫が植物を好む理由がわかってきたのじゃ

最近、岩手大学の研究チームが発表した論文でな、猫がまたたびに反応するのは「蚊よけ」のためという驚きの説が出てきたのじゃ。
猫がまたたびに体をこすりつける行動は、植物の成分を毛皮に付着させ、蚊を遠ざける効果があることが判明した。
つまりの、猫は「気持ちいいから」だけでなく「虫除けスプレー代わり」にまたたびを使っておった可能性があるのじゃよ。野生の知恵というやつじゃな。
人間でいえば、ハッカ油を体に塗って「スースーして気持ちいい!しかも虫も来ない!」という感覚に近いかもしれんの。
ついでに覚えておくと面白い雑学じゃ

- ライオンやトラもまたたびに反応するのじゃ。大型ネコ科動物も、またたびの前ではゴロゴロの子猫と化すぞい。
- 猫の約30%は遺伝的にまたたびに反応しない。これは劣性遺伝で、親から受け継いだ体質なのじゃよ。
- 江戸時代の猫も、またたびで遊んでおったという記録が残っておる。浮世絵にも、またたびに酔う猫が描かれておるのじゃ。
実はの、キウイフルーツもまたたび科の植物でな、キウイの木に猫が寄ってくるという報告もあるのじゃよ。庭にキウイを植えておる家は、野良猫パラダイスになっておるかもしれんの。
で、結局どういうことじゃ?

まとめると、こういうことじゃ。
- 猫が好きな植物はまたたびだけではない
- キャットニップ、銀ぶどう、オリーブなど複数の選択肢がある
- 反応するかどうかは遺伝で決まる
- 最新研究では蚊よけ効果も発見されておる
またたびに反応しない猫を飼っておる人は、ぜひキャットニップや銀ぶどうを試してみるとよいぞ。思わぬ反応が見られるかもしれんのじゃ。
猫の嗜好品一つとっても、こんなに深い世界が広がっておる。わからないことは、世界で一番おもしろいのじゃよ。
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