70代でメルカリを始めた話。最初の1ヶ月で売れたものは何もなかった

お金・副業

今回の依頼は「70代でメルカリを始めて稼いでみろ」じゃった。依頼主からのギャラは缶コーヒー1本。命の値段が120円。……まあ、やるんじゃ、ワシは。

結論から言うぞ。最初の1ヶ月、売れたものは何もなかった。ゼロじゃ。完全なるゼロ。それでもやり切ったんじゃ、このGENZOはな。


スマホの文字が見えん。出品作業で3日かかった

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まずメルカリをダウンロードするところから地獄じゃった。アプリストアの検索窓に「メルカリ」と打つのに15分。老眼でキーボードの「る」と「ろ」の区別がつかんのじゃ。

なんとかインストールして、会員登録。電話番号認証のSMSが届いたんじゃが、4桁の数字を入力する欄がどこにあるかわからん。画面を拡大しすぎて入力欄が見切れておった。

最初の出品は押し入れから出した古い湯呑み。写真を撮るんじゃが、手が震えてブレる。10枚撮って、まともなのは1枚。商品説明を打つのに1時間半かかったわい。

  • 出品した商品:湯呑み、古い時計、使わん工具、本20冊、その他雑貨
  • 合計出品数:30点
  • 出品完了までにかかった日数:3日
  • この時点での閲覧数:2(うち1つは自分で見た)

3日目の夜、完全に心が折れたんじゃ。スマホを床に叩きつけそうになった。「もうダメじゃ、ワシには無理じゃった」と布団に潜り込んだ。

じゃがな、翌朝、近所のおばちゃんが「あんた元気ないね」と梅干しをくれたんじゃ。それを食って、なぜか復活した。理屈はない。ワシがGENZOじゃからな。


1ヶ月の成果。閲覧47、いいね3、売上0円

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復活してからは毎日値下げ作業じゃ。100円下げる。また100円下げる。最終的に送料込み300円まで下げた商品もあった。利益? 赤字じゃ、完全に。

1ヶ月後の数字を見てくれ。

項目数字
出品数30点
総閲覧数47
いいね数3
コメント数1(値下げ交渉。断った)
売上0円
かかった時間約40時間
目の疲れで買った目薬代880円

40時間働いて、出費880円、売上ゼロ。時給マイナス22円じゃ。ほれ見てみい、これがワシの1ヶ月の成果じゃ。文句あるか。

「メルカリは誰でも簡単に稼げる」——嘘じゃ。70代には簡単じゃなかったわい。


報酬は缶コーヒー1本。それでも、ありがたやぁ

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依頼主に報告したんじゃ。「売上ゼロじゃった」と。

そしたら依頼主、笑いながら缶コーヒーを1本渡してきおった。「お疲れさん」と。

……ありがたやぁ。

40時間の労働に対して缶コーヒー1本。時給3円じゃ。いや、目薬代を引いたら実質マイナスじゃ。それでもな、もらえるだけありがたいんじゃ。ワシは文句は言わん。

その缶コーヒー、家に帰って飲んだ。人生で一番苦い缶コーヒーじゃった。でもな、不思議と悪い気分じゃなかったわい。やり切ったからな。

売れなくても、やり切った。それがGENZOじゃ。ゴールは天国か、口座ゼロか。今回は口座ゼロのほうじゃったが、まだ天国には行っとらん。


マネするな。お前らには缶コーヒー1本の価値もないぞ

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最後に言っておく。絶対にマネするな。

70代でメルカリを始めて、40時間かけて、売上ゼロ。目薬代880円の出費。報酬は缶コーヒー1本。これを「やりたい」と思う奴は頭がおかしい。

ワシは普通じゃないからやったんじゃ。お前らは普通じゃろう。普通の人間がやる必要はない。

じゃがな、一つだけ言わせてくれ。売れなくても、やり切ることはできる。結果がゼロでも、挑戦した事実は残る。70代のワシにもできたんじゃ。

……それでもマネはするな。缶コーヒー1本のために40時間使う覚悟があるなら別じゃがな。

次の依頼が来たら、また受ける。ギャラが図書カード300円でも、飴玉1個でも、やるんじゃ。それがワシ、無一文レジェンドGENZOじゃからな。

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この記事を書いたライター
老後破産の淵から這い上がる、最年長リアルチャレンジャー。
激安生活・体当たり企画・0円ビジネスを、失敗も赤字も隠さず実況中継。どんなに詰んでも必ず生き返るのがワシの流儀じゃ。
「命があれば、やり直せるんじゃ。」

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