依頼内容:コンビニ飯縛りで一週間生き延びろ

「GENZOさん、コンビニで買えるものだけで一週間生活してください」
依頼主からのメッセージを二度見したわい。なんじゃそりゃ。自炊禁止、外食禁止、スーパーも禁止。コンビニの棚にあるもんだけで7日間を過ごせと。
気になる報酬は——
「成功したらコンビニ各社の人気商品詰め合わせセット(4,800円相当)を進呈します」
コンビニ飯で苦しんだ後にコンビニ商品をもらうんか。まあええわ、やってやろうじゃないか。
序盤の余裕、そして訪れた「塩分地獄」

初日から3日目まではむしろ楽勝じゃった。
- 朝:おにぎり2個とサラダチキン
- 昼:冷やし中華か弁当
- 夜:パスタサラダと惣菜パン
「なんじゃ、意外とバリエーションあるわい」と余裕をかましておった。しかし4日目の朝、異変が起きた。
顔がパンパンに腫れとる。鏡を見たら知らんオッサンがおった。足首を押したら指の跡がくっきり残る。塩分過多によるむくみじゃ。
コンビニ飯、うまいんじゃが塩分がえげつない。弁当一つで一日の推奨量を軽く超えよる。5日目には頭がボーッとして、水を飲んでも飲んでも喉が渇く無限ループ。
6日目の夜、ついにワシは便座の上で動けんくなった。「もう終わりじゃ……塩で死ぬんか、ワシ」

コンビニ飯も極めりゃ立派な生存戦略じゃ。腰が痛いわい。
開き直りの無の境地

便座に座ったまま30分。もう何も考えられん。「あと一日で終わりなのに」とか「せっかくここまで来たのに」とか、そういう未練すら消えた。
「もうどうでもええわ」
その瞬間、不思議と体が軽くなった。諦めの境地というやつじゃろうか。ふらつきながらも立ち上がり、冷蔵庫を開けた。
そこで気づいたんじゃ。コンビニには「塩分控えめ」のシリーズがあることを。減塩おにぎり、塩分カット味噌汁、ヘルシー弁当。最初からこれを選んでおけばよかったんじゃ。
最終日はカリウム豊富なバナナとサラダを中心に組み立て、なんとか塩分を排出する方向に舵を切った。死にかけたからこそ気づけた献立の真理じゃ。
7日間の記録と体への影響

やり切った。コンビニ飯だけで一週間、生き延びたわい。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 総食費 | 8,420円 |
| 体重変化 | +1.2kg(むくみ込み) |
| 訪問コンビニ数 | 延べ21回 |
| 危険を感じた回数 | 3回 |
後半で学んだ「意外とイケた献立」はこうじゃ:
- 朝:バナナ+ヨーグルト+減塩おにぎり
- 昼:サラダチキン+野菜サラダ+雑穀おにぎり
- 夜:塩分控えめ弁当+カップ味噌汁(減塩)+カットフルーツ
塩分を意識すればコンビニ飯だけでも戦える。ただし油断すると確実に体がやられる。これがワシの一週間で得た結論じゃ。
報酬:コンビニ詰め合わせセット到着

依頼主から届いた段ボールを開けたら、各社の人気商品がぎっしり。ファミチキ引換券、セブンの金のシリーズ菓子、ローソンのスイーツ券……
「4,800円相当のコンビニ詰め合わせセットです。お疲れ様でした」
一週間コンビニ飯で苦しんだ報酬がコンビニ商品。もう笑うしかないわい。
じゃが、ありがたやぁ……。もらえるだけマシじゃ。しばらくコンビニは見たくないと思っておったが、この引換券を使いに行くことになるんじゃろうな。
塩分でパンパンになった顔を鏡で見ながら、ワシは思った。コンビニ飯は便利じゃが、一週間はやりすぎじゃ——おまえら絶対にマネするなよ。
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