潜水艦の中の生活は実際どうなっている?気になる疑問

実はわし、ずっと気になっておってな。映画やドラマで潜水艦が登場するたびに、「この人たち、どうやって息してるんじゃ?」「何ヶ月も潜りっぱなしで、どうやって生きてるんじゃ?」と疑問に思っておったのじゃ。
調べてみると、これがとんでもなく過酷な環境でな。シャワーは3日に1回、洗濯は不可、窓なし、電話もインターネットもなし。しかも独特の「アミン臭」という匂いが充満しておる。いったいどういうことなのか、詳しく見ていこうではないか。
潜水艦内の生命維持システムと居住環境


ふむ、潜水艦乗りの苦労を調べておったら、ワシの研究室がいかに恵まれておるか再認識したのじゃ。
酸素はどうやって作っているのか
原子力潜水艦の場合、海水を電気分解して酸素を生成しておるのじゃ。原子炉の電力を使うから、理論上は25年間浮上せずに潜航できるという。イギリスのHMS Artfulという潜水艦がそうじゃな。
通常動力型の潜水艦は、液体酸素ボンベを積んだり、シュノーケルで空気を取り込んだりしておる。そして厄介なのがCO2の除去じゃ。モノエタノールアミンという化学物質でCO2を吸着するのじゃが、これが潜水艦特有の「アミン臭」の原因なのじゃよ。
居住空間は想像以上に狭い
個室があるのは艦長だけじゃ。他の乗組員は「ホットバンキング」といって、3交代で同じベッドを使い回すのじゃ。ベッドが足りないときは、なんと魚雷架台が寝床になることもあるという。
| 項目 | 潜水艦の実態 |
|---|---|
| 真水使用量 | 1人1日約15リットル |
| シャワー時間 | 2〜3分以内 |
| シャワー頻度 | 3日に1回程度 |
| 洗濯 | 不可 |
最新の研究でわかった睡眠サイクルの問題

最近の研究でな、潜水艦乗組員の睡眠に関する興味深い発見があったのじゃ。
従来、潜水艦では18時間サイクルが採用されておった。6時間勤務→6時間整備・自由時間→6時間睡眠というわけじゃな。しかし人間の体内時計は約24.35時間周期。18時間周期には適応できんのじゃ。
研究によると、体内のメラトニンリズムは18時間周期に適応せず、24時間周期を維持しようとすることが実証されておる。3サイクルごとに「体が寝るべき時間に働く」状態が発生し、認知機能が低下するのじゃ。
この問題を受けて、現在は米海軍を中心に24時間サイクルへの移行が進んでおる。また、曜日感覚を維持するために毎週金曜日にカレーを提供するという習慣もあるのじゃ。これは旧日本海軍からの伝統で、「金曜カレー」と呼ばれておる。
ついでに覚えておくと面白い雑学じゃ

- 世界初の潜水艇は1620年に、オランダ人コルネリウス・ファン・ドレベルが建造したのじゃ
- アレクサンダー大王が最初に水中に沈む装置に乗った人物とされておる
- 米原子力潜水艦ノーチラスが漁網に引っかかり、漁船を数マイル牽引してしまった事故があるのじゃ
- 第二次大戦中、米海軍人員の1.6%に過ぎない潜水艦部隊が、敵艦船撃沈数の55%を占めたという
- 潜水艦が黄色く塗られることが多い理由は、深海で最後まで視認できる色だからじゃ
実はの、潜水艦乗組員が帰宅すると家族に「匂う」と言われるそうじゃ。本人は24時間で嗅覚疲労により気づかなくなるのじゃが、アンモニア臭や魚臭がするらしい。過酷な環境の代償というわけじゃな。
で、結局どういうことじゃ?まとめ

潜水艦の中の生活は、想像以上に過酷なのじゃ。酸素は海水から作り、CO2除去剤の匂いが充満し、シャワーは3日に1回、ベッドは3人で共有。外界とは完全に隔離され、電話もインターネットもない。
それでも乗組員たちは、高い士気と結束力で任務を遂行しておる。海上自衛隊では数%しかなれない狭き門であり、耐圧試験や心理適性検査など厳しい選抜をくぐり抜けた精鋭たちなのじゃ。
人間がこれほど過酷な環境に適応できるというのは、実に興味深いことじゃな。わからないことは、世界で一番おもしろい。また新たな疑問が湧いてきたら、一緒に調べていこうではないか。
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