毎晩、脳の中で何が起きておるのか?

実はわし、ずっと気になっておってな。なぜ人間は眠ると夢を見るのじゃろうか?空を飛んだり、知らない人に追いかけられたり、あり得ない場面が次々と展開する。起きたら「なんじゃったんじゃ…」と首をかしげるわけじゃが、あれは一体何なのか。
ほほう、面白い話があるのじゃ。実は夢というのは、脳が自分自身をメンテナンスしている最中に見る「作業中の映像」のようなものなのじゃよ。つまり、夢を見ているときの脳は、サボっているどころか猛烈に働いておる。
REM睡眠中、脳は何をしておるのか?

REM睡眠とは「脳が活発に動く睡眠」じゃ
睡眠には大きく分けて2種類ある。レム睡眠(REM睡眠)とノンレム睡眠じゃ。REMとは「Rapid Eye Movement」の略で、つまり「急速眼球運動」ということじゃ。眠っているのにまぶたの下で目がキョロキョロ動いておる状態のことじゃよ。
つまりね、めちゃくちゃ簡単に言うと――体は休んでいるのに、脳だけフル稼働している時間がREM睡眠なのじゃ。このときに夢を見ることが多いのじゃよ。
脳の「記憶整理」作業
REM睡眠中の脳は、その日あった出来事を整理しておる。これは図書館の司書が本を仕分けする作業に似ておるの。
- 重要な記憶は長期保存の棚へ移動
- いらない情報は処分
- バラバラだった情報を関連づける
この作業中に、脳内であちこちの記憶が活性化するため、それが「夢」として意識に現れるというわけじゃ。
感情の「デトックス」機能
もう一つ重要なのが、感情処理じゃ。嫌なことがあった日、眠ると少し気持ちが楽になることがあるじゃろう?あれはREM睡眠中に脳が感情を処理しておるからなのじゃ。
「夢を見ることは、脳にとっての感情のデトックス作業である」
最新の研究によると、夢には「脳の洗浄機能」があるとわかってきたのじゃ

最近、アメリカのボストン大学の研究チームが発表した論文でな、睡眠中に脳脊髄液が脳を洗い流していることが明らかになったのじゃ。これは「グリンパティック・システム」と呼ばれておる。つまり、脳内のゴミ(老廃物)を掃除する仕組みということじゃ。
難しそうに見えるがの、要するに食洗機が皿を洗うように、睡眠中に脳が自分自身を洗っているのじゃよ。この洗浄が不十分だと、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβというタンパク質が蓄積しやすくなるという研究結果もある。
| 睡眠の種類 | 脳の状態 | 主な働き |
|---|---|---|
| ノンレム睡眠 | 活動低下 | 体の回復、成長ホルモン分泌 |
| レム睡眠 | 活発 | 記憶整理、感情処理、夢 |
ついでに覚えておくと面白い雑学じゃ

実はの、夢にまつわる面白い事実がいくつかあるのじゃ。
- 人は一晩に4〜6回夢を見ている:ただし、ほとんどは起きた瞬間に忘れてしまうのじゃ
- 生まれつき目が見えない人も夢を見る:視覚ではなく、音や触覚、感情で夢を体験するのじゃよ
- 夢の中では文字が読めないことが多い:脳の言語野がREM睡眠中は活動が低下しておるためじゃ
ほほう、さらに驚く話があるのじゃ。象やイルカもREM睡眠をすることがわかっておる。つまり、彼らも夢を見ている可能性があるというわけじゃ。イルカが何の夢を見ておるか、想像すると楽しいのう。
で、結局どういうことじゃ?

まとめると、夢を見るのは脳が自分自身をメンテナンスしている証拠なのじゃ。記憶を整理し、感情を処理し、老廃物を洗い流す。その作業中に、脳内のあちこちが活性化するから、不思議な映像が見えるというわけじゃよ。
つまりね、めちゃくちゃ簡単に言うと――夢とは「脳の夜勤作業の様子を覗き見しているようなもの」なのじゃ。
次に変な夢を見たときは、「ああ、脳がメンテナンス中なのじゃな」と思ってくれればよい。わからないことは、世界で一番おもしろいのじゃ。
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