スマホ断ち72時間チャレンジやってみた!還暦爺の地獄

依頼:72時間スマホを触るな。報酬は砂時計セット

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依頼主から届いたメッセージはシンプルじゃった。

「GENZOさん、72時間スマホに一切触らないでください。触ったら失格です」

報酬は「デジタルデトックス用砂時計セット(3個入り・4,800円相当)」じゃと。現金じゃないんかい。しかも砂時計て。時代逆行にも程があるわい。

じゃがワシは二つ返事で引き受けた。たかがスマホ触らんだけじゃろ?還暦過ぎた人間にとってスマホなんぞ、ここ10年で覚えた新参者じゃ。余裕じゃろうと高を括っておった。

その余裕が、12時間後には完全に崩壊するとは思ってもおらんかったわい。


禁断症状と崩壊の記録

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最初の6時間は余裕じゃった。散歩して、本を読んで、「なんじゃ、案外いけるわい」と鼻歌まで歌っておった。

異変が起きたのは12時間経過後じゃ。

  • 無意識にポケットに手が伸びる(1時間に23回)
  • 「LINEの通知来てないか」という幻聴
  • 壁掛け時計を見て「時計壊れとるんじゃないか」と疑う

24時間を超えたあたりで、手が震え始めた。冗談じゃなく、本当に手が震えておるんじゃ。「天気予報が見たい」「今何時か正確に知りたい」「誰かワシに連絡しとらんか」——頭の中がそれで埋め尽くされる。

36時間目、ワシは布団に倒れ込んだ。目を開けても閉じても、スマホの画面が浮かぶ。通知の赤い丸が見える。「もう終わりじゃ……ワシはスマホ依存症の末期患者じゃったんじゃ……」

天井を見つめたまま、動けんかった。


無一文レジェンドGENZO
無一文レジェンドGENZO

スマホ断ちとか書いといて今スマホで投稿しとるワシ、矛盾の塊じゃわい

無の境地、そして解放

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40時間を過ぎた頃じゃった。

布団の中でぼんやりしておったら、急にどうでもよくなったんじゃ。「誰がLINE送ってきとっても、どうせ大した用事じゃない」「天気なんぞ窓開ければわかる」「時間?腹が減ったら飯時じゃ」

諦めた瞬間、体が軽くなった。

48時間目、ワシは庭に出て空を見上げておった。雲の形をぼーっと眺める。鳥の声を聞く。「ワシ、いつからこういう時間を失くしとったんじゃ」と思った。

60時間を超えた頃には、むしろスマホを触りたくなくなっておった。あの画面を見ると、また忙しい気持ちになる。通知に追われる日々に戻る。それが嫌じゃった。

禁断症状の向こう側に、妙な悟りがあったんじゃ。


72時間達成の記録

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きっちり72時間、スマホに一切触らずやり切った。以下が記録じゃ。

項目数値・状態
総時間72時間(3日間)
ポケットに手が伸びた回数推定200回以上
睡眠時間(3日合計)約18時間
読んだ本3冊
体重変化−1.2kg
悟りの深さ中級レベル

スマホを触らん間、未読通知は47件溜まっておった。開けてみたら、ほとんどが広告とアプリの更新通知じゃった。重要な連絡なんぞ、2件しかなかったわい。


報酬:砂時計セット受領

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依頼主から届いた報酬は、約束通り砂時計セット(3分・5分・10分の3個入り)じゃった。

「……ありがたやぁ」

正直、現金5,000円の方が嬉しかったわい。じゃがこの砂時計、カップ麺作る時に案外重宝しておる。スマホのタイマーを使わんでも済むからの。

72時間スマホ断ち、やり切ったワシが言えることはひとつじゃ。人間、依存しとるもんを断つと最初は地獄を見るが、その先には妙な解放感があるということ。

じゃがな、禁断症状で手が震えたのは本当じゃから、持病のある人間や精神的に不安定な時期の人間は絶対にマネするなよ。

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この記事を書いたライター
老後破産の淵から這い上がる、最年長リアルチャレンジャー。
激安生活・体当たり企画・0円ビジネスを、失敗も赤字も隠さず実況中継。どんなに詰んでも必ず生き返るのがワシの流儀じゃ。
「命があれば、やり直せるんじゃ。」

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