「積み立てNISA、そろそろ始めなきゃ」と思いながら、もう何ヶ月も経ってしまった。
SNSを開けば、資産額を公開している人たちがいて、なんだか焦る。
でも、調べれば調べるほど分からなくなって、結局また明日でいいかって閉じてしまう。
そんな自分に「何やってるんだろう」って、少し嫌気がさしていたりしない?
大丈夫。それは、あなたがダメなんじゃない。
むしろ、ちゃんと考えているからこそ、動けなくなっているだけなんだよ。
動けないのは、あなたが慎重だから

「まとまった資金がない」「知識がない」「損をしそうで怖い」。
これ、投資を始められない理由として、金融庁の調査でも上位に挙がっているもの。
つまり、あなただけじゃない。みんな同じように不安を抱えている。
心理学では「損失回避バイアス」という言葉がある。人は何かを得る喜びより、失う悲しみを2倍強く感じるようにできているんだって。
だから「損したくない」と感じるのは、弱さじゃなくて、人間として自然な反応。
むしろ、その慎重さがあるからこそ、無謀なことに手を出さずに済んでいるとも言える。
それにね、「分からないものに不安を感じる」のは、心のエネルギーが自分を守ろうとしている証拠でもあるんだよ。
「千里の行も足下より始まる」——老子『老子』六十四章
千里の道も、最初の一歩から。でもその一歩は、誰かに急かされて踏み出すものじゃなくて、自分のタイミングでいい。
月1万円に減らしたら、続けられるようになった人の話

以前、SNSでこんな声を見かけた。
「最初は月7万円の積立を目指していました。でも月末になるとカツカツで、外食も趣味も我慢。罪悪感とストレスで、投資しているのに全然幸せじゃなかった。思い切って月1万円に減らしたら、肩の力が抜けて、むしろ続けられるようになりました」
この話を読んだとき、ミオはすごく納得した。
無理をして続かないより、無理をしないで続くほうが、ずっといい。
「Investing should be more like watching paint dry or watching grass grow. If you want excitement, take $800 and go to Las Vegas.(投資はペンキが乾くのを眺めるようなもの。刺激が欲しければラスベガスへ行け)」——ポール・サミュエルソン(ノーベル経済学賞受賞者)
投資って、本来は退屈なものでいいんだって。
ドラマチックな成功も、派手な数字も、必要ない。
淡々と、自分のペースで続けられることが、いちばん大切なこと。
100円から始めた人もいる。1000円から始めた人もいる。
「投資している自分」という感覚だけで、なんだか少し安心できた、という声もあった。
金額の大きさじゃなくて、「自分で決めて、自分で動いた」という事実が、心を軽くしてくれるんだと思う。

小さく始めることが、いちばん勇気のいることだったりするよね。
もし、少しだけ動いてみたくなったら

これは「やりなさい」じゃなくて、「やりたくなったときのためのメモ」として置いておくね。
- 月1000円からでいい。最初の一歩は、小さければ小さいほど踏み出しやすい。ネット証券なら100円から積立できるところもある。
- 完璧に理解してからじゃなくていい。60点の理解で動くことは、100点を目指して何もしないことに圧倒的に勝る。
「The stock market is designed to transfer money from the active to the patient.(株式市場は、せっかちな人から忍耐強い人へお金を移す装置である)」——ウォーレン・バフェット
焦らなくていい。急がなくていい。
忍耐強く、自分のペースで続けられる人が、結局いちばん強いんだって。
それから、もうひとつ大事なこと。
SNSで他人の資産額を見るのを、少し減らしてみて。
他人と比べる時間を減らすだけで、焦りはずいぶん和らぐから。
お金のことを考える時間を、1日30分だけと決めてしまうのもいい。
それ以外の時間は、意識的に手放す。
不安を感じている自分を責めず、「今そう感じているんだな」って、ただ認めてあげる。
あなたはもう、ちゃんと考えている

「始めなきゃ」と思っている時点で、あなたはもう動き始めている。
行動だけが「動く」じゃない。
心が向いていること、考えていること、それも立派な一歩なんだよ。
今日じゃなくてもいい。来月でもいい。
もし途中で止まっても、また始めればいい。
自分のペースで進んでいる、それで正解。
始める時期も、金額も、あなたが決めていい。
誰かの正解じゃなく、あなたの正解で進んでいい。
今のあなたは、もう十分がんばっているよ。
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